覚悟
2007 / 09 / 30 ( Sun )
おはようございます
9月も今日で終わりです。ここのところ、イヤなニュースばかりが
目につくのは気のせいでしょうか
安倍内閣解散、同級生のイジメが原因で自殺、若手力士へのリンチ、
そしてカメラマンの射殺・・・

そのカメラマン長井さんの件の記事で非常に興味深いものがあった。
長井さんは平成の特攻隊だと。
戦争が常にどこかで起こっている世界で報道するジャーナリストや
カメラマンは大勢存在する。最大最悪でいつも危険の伴う戦争
という場面を報道する人たち。
過去に「マグナム」という写真集団を創ったカメラマンの
ロバート・キャパという人がいたらしい。
スペイン内戦(1936-39)、第二次大戦(1939-45)、
第一次インドシナ戦(1946-54)と戦場での撮影を続け、1954年に
ベトナムのドアイタンで地雷を踏み死去した。
ノルマンディ上陸作戦にも従軍し、戦場カメラマンとして勇士を
馳せた男だったようです。そんな彼にあこがれてか多くのカメラマンが
戦場に出向く。
なぜカメラマンとして戦場に選んだのか。
長井さんは「人のいかないところへ自分がいかなくてどうする」と
言ってたそうです。カメラマンには、困難なところへの興味と、
行動するという事は絶えずつきまとっている。
写真は、一歩先へ足を踏み込まないと突っ込まないと撮れない。
戦場に出向き、一歩先へ足を踏み入れるということは
死の覚悟」はできていると思う。

カメラを通してものを見ると、恐怖は感じなくなるという事が
あるらしい。そんな場面をカメラで撮影したことがないので
わからないが、もしかするとテレビでも見ている感覚になるの
だろうか?
カメラマンはカメラのフレームから映像を凝視し、その表現の
仕方で頭がいっぱいになり、音が聞こえてこなくなるらしい。

そこまで夢中になってしまうのも、自分の立っている場所を
考えれば、普通はできることではないはず。「死の覚悟」が
あるからなのか?

昨日、この記事とは関係ないが、「ホタル帰る」という本を読んだ。
その内容については、また別の機会に触れるとして、知覧より飛び立つ
特攻隊員の心と、帰ってこないことがわかっていて見送る人の心を
描いた本です。
今のご時世では考えられないが特攻隊員は死を覚悟していた。
自分の死が、日本国を救う、日本国の戦況を変えると疑わずに
飛び立っていく。
長井さんの思いは、それに近いものなのかもしれないと記事を
読んでいて思った。

もしかしたら明日、死ぬかもしれないなんて考えて生きたことは
ない。実際に本当に明日死ぬかというと確率からいえば低いだろう。
でも絶対はない。もしかしたらどうなるかはわからない。
最初にも書いたようにイヤな事件が多い。亡くなられた方々が
前日に死を意識していあたかというとそんなことはないと思う。

「今を生きる」ということと「死を覚悟」することはリンクしてくる。
頑張りますという言葉をよく発するが、覚悟の度合によって言葉の
重さが変わるはず。

長井さんの覚悟には全然及ばないが、それに近づけるような覚悟を
持つ人間が増えると、世界中から戦争がなくなるかもしれない。
死を覚悟できてる人は、簡単に人を殺せるはずがない。

なんだか、休日なのにとても重い話題になってしまった。
9月も終わるということだし、まぁいいか
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